mutsu062006-08-11


ウズウズウズが どないも

我慢できなくなり 今朝の

3時に目覚めた ガソリンは

満タンやし 天気予報は

きょうも 夏真っ盛り

4時には バイクに 跨り

日本海丹後半島に向け

まだ、日の開け切らない

薄暗がりの なか走り出した

太平洋側から 日本海側へと

日本列島を 山を越え 横断する

早朝と 山の上ということもあり

道路の温度計は 22℃ 気持ちいい

一人走りなんで 給油いがいは

ほとんど 休憩しない タバコも

やらないし

目的地に だんだん 近くなり

海を見ながら ゆるやかな

ワインディングを 快走する

道端に有る 道路標識に

『この先全面通行禁止


★△◇〜◎●区間


「気のせいや 見間違いや」と

いつもの ノーてんき で走ってると

海岸の山にへばりつく クネクネ道の

端に 一人の男が バイクと 共に

途方にくれた 表情で 佇んでいた

さっき見た 標識を 思い出し

その男に 「やっぱり 通られへんの?」

と、尋ねると見ず知らずの彼は

親切にこう答えた「僕もここを

走る車の人に 聞いたら この前の

雨で道が 流れてしまった」・・・・

もっと早く 引き返していたら

あ〜後悔先たたず

その彼は 東京の大学生で

東京から 夏休みを 利用して

バイクで ゆっくり 各地を

巡りながら 里帰りの 途中。

ちょうど、ハラも減ってきたので

僕が持参した 母が作って くれた

おにぎりを 彼にも 勧めて 一緒に

道端での 朝飯となった。

結局、 二人で 来た道を

戻ることにした トホホ

彼とは しばらく 一緒に 走り

また、どこかの 道の上での

再会と お互いの 道中の 安全を

誓って 別れた。