少し前に テレビで放映された

三浦 綾子原作の『氷点』を読んだ。  

『氷点(上)たまゆらの心のやすらぎが、
人生にかくも残酷な仕打ちをなすとは!
辻口病院長夫人が、青年医師村井の思慕の言葉に耳を
傾けている間に、三歳になったばかりの娘ルリ子は殺害された。
夏枝への屈折した憎しみと、「汝の敵を愛せよ」という教えへの挑戦とで、
辻口は殺人犯の娘を養女に迎える。
事情を知らない夏枝と長男徹は養女陽子に暖く接し、
陽子も明るく素直な少女に育っていく。
だが辻口自身は無心に陽子に接することが出来ない。
やがて夏枝は、陽子が殺人犯の娘である経緯を知り、
辻口と陽子への激しい憎悪をこめて、陽子の白いのどに手をかけた・・・。
人間にとって原罪とは何か、を追求した問題作。』(解説より)

なかなか重いテーマで 正月から気分が

滅入ってしまった。

テレビでは院長婦人を 飯島 直子が

演じていたが 原作の院長婦人像を

上手く表現していたのでは。