積読・乱読

『国境』 黒川博行著 衝撃だった。ここまで悲惨な状況だとは 思ってもみなかった。それでもなお、この国は ?地上の楽園?なのか。建設コンサルタント業の 二宮と暴力団幹部・桑原ん「疫病神コンビ」が、 詐欺師を追って潜入した国・北朝鮮で目にしたものは、 …

朝食 昼食 本棚を整理していたら・・・・ なんじゃこりゃ?

『下駄ばきでスキップ』 群ようこ著 歯に衣着せぬ正義の人・群ようこが「歩く目玉」と なっておくる不思議な人混み観察記。人だかりのする方へ身一つで 飛び出してみたら・・・ゲイバーでは耳にキスされ口説かれる。 日大芸術学部VS学習院大の学園祭比べ、…

『獄門島』 横溝 正史著 瀬戸内海に浮かぶ獄門島ー南北朝の時代、海賊が基地 としていたこの島に、悪夢のような連続殺人事件が起こった。 おなじみ金田一耕助に託された遺言が及ぼす波紋とは?・・・ その面白さは三つの殺人にそれぞれ異なった見事なトリッ…

『白と黒』 横溝 正史著 平和そのものに見えた団地内に突如、怪文書が 横行し始めた。プライバシーを暴露した陰険な内容に 人々は戦慄!その矢先、団地のダスター・シュートから、 真っ黒なタールにまみれた女の死体が発見された。眼前で 起きた恐ろしい殺人…

『八つ墓村』 横溝 正史著 鳥取と岡山の県境の村、かって戦国の頃、 三千両を携えた8人の武者がこの村に落ちのびた。 だが欲に目が眩んだ村人たちは8人を惨殺。以来この 村は八つ墓村と呼ばれ不祥の怪異があいついだ。 大正×年、首謀者の子孫が突然発狂、…

『悪魔が来たり手て笛を吹く』 横溝 正史著 毒殺事件の容疑者である椿元子爵が失踪して以来、 椿家に次々と惨劇が起こる。自殺他殺を交え7人の 命が奪われた。子爵が娘に残した遺書「これ以上の 屈辱、不名誉にたえられない」とは何を意味するのか? 悪魔の…

『年の残り』 丸谷才一著 六十九歳の病院長が、患者の少年との関係から回想する若き日々の情景ーー。 人生、老い、病い、死という年輪が刻みこんだ不可知の世界を、 巧緻きわまりない小説作法で、帰らざる過去と現在との交錯・対比の 内に結実させた芥川賞受…

『光と影』 渡辺淳一著 医師の執念と人間の情念。 近代医学の黎明期に繰り広げられる人間のドラマ。 医師という経験からしか書き得ない歴史の深部に挑む傑作群。 直木賞受賞作品。帯書きより。

『恋文』 連城 三紀彦著 マニキュアで窓ガラスに描いた花吹雪を 残し、夜明けに下駄音を響かせアイツは 部屋を出て行った。結婚十年目にして夫に 家出された歳上でしっかり者の妻の戸惑い。 しかしそれを機会に、彼女には初めて心を 許せる女友達が出来たが…

『はぐれ念仏』 寺内 大吉著 北条三来和尚は肌身離さず数珠をもち、朝夕に 念仏を欠かさない。それが突然、袈裟を脱ぎ捨てて 宗会議員に立候補した。かつて生き仏とまで讃えられた 大老僧が、湯水のごとくゼニをまきちらし、仏戒を破り、 票をかき集めるべく…

『赤目四十八瀧心中未遂』 車谷長吉著 「私」はアパートの一室でモツを串に刺し続けた。 向かいの部屋に住む女の背中一面には、迦陵頻伽(かりょうびんが)の 刺青があった。ある日、女は私の部屋の戸を開けた。 「うちを連れて逃げてッ」−−。圧倒的な小説作…

『江分利満氏の優雅な生活』 山口 瞳著 Mr.Everyman’s Elegant Way Of Life こんな時代がなんとなく懐かしく感じた。

『虹』 藤井 重夫著 その街をよく知っている人たちは この話を信じまいけれど その街を少しも知らない人たちは この話を信じないでくれ

たなばた より たなぼたがいいですね。 なんか気持ちばっかしが空回りして 実感が伴わない気分のこの頃です。 引きこもって 本を読んでます。 『聖少女』 三好 徹著 殺人を犯した18歳の少年ときまぐれな一夜をともにした 少女立花英子の不可解な行動・・・…

『熟れてゆく夏』 藤堂志津子著 「あなたのそのしたたかさ、ほんとほれぼれするわ、 また、あなたが沢井氏にまだ未練があるとしたら、 それは単に性的なこと、あなた自身、きがついてるでしょうけれど。 でも、それは別に彼でなくたっていいいはずよ、あたく…

『ララピポ』 奥田 英朗著 最新爆笑小説、誕生! ※紳士淑女のみなさまには おすすめできません。(作者) 「しあわせ」って何だっけ?選りすぐりの負け犬たち、 ここに集合! 勝ち組なんて、いない。 神は何故、この者たちに生を 与えたもうたのか? 対人恐…

『ウランバーナの森』 奥田 英朗著 その夏、世紀のポップスター・ジョンは 軽井沢で過ごした。家族との素敵な避暑が ひどい便秘でぶち壊し。あまりの苦しさに 病院通いをはじめたジョンの元へ、 過去からの亡霊が次々と訪れ始めた・・・・。 大ベストセラー…

[女のいくさ」 佐藤 得二 著 佐藤 得二さんは私の高等学校の同級だが、 今ごろ、この処女作のやうな長編小説を書き、 これが、巧緻、達練、充実、みごとな作品 なのに、びっくりした。明治初年から今日まで の、言はば「大河小説」で、その時代と世相のなか…

[背徳のメス」 黒岩 重吾 著 大阪釜が崎界隈、貧民相手の総合病院の創立記念日の夜、 仕事は熱心だが女たらしの産婦人科医師植秀人は、 ガス中毒を装った方法で殺されそうになる。 愛欲にまつわる復讐か、失敗した手術の隠蔽か。 過去の絆にしばられ愛欲に身…

『真夏の島に咲く花は』 垣根 涼介著 楽園はどこにある。 この島には、今までの人生で知らなかった物が、絶対にあるー。 2000年のフィジークーデターで人種の違う四人の若者は、何を見つけたのか。 自由と幸せの意味を問う新たな代表作、ここに登場! 日…

[まほろば駅前多田便利軒」 三浦 しをん 著 お困りの節はお電話ください。 多田・行天コンビが迅速に解決いたします。 「犯罪に加担しているやつを 見かけたら、おまえどうする」 「放っとく」 東京のはずれに位置する ”まほろ市。”この街の駅前でひっそり …

「ラティーノ・ラティーノ」 垣根 涼介著 某年某月、作家は小説執筆のため、 ブラジルとコロンビアの二十数都市を 訪れた。かっぱらい、強盗は当たり前。 誘拐、暴動、テロで渡航延期勧告も 日常茶飯事!喜怒哀楽全開で人々と 語り、大地の音に耳を澄ましな…

ナポレン狂』 阿刀田 高著 自らナポレンの生まれ変わりと信じきっている 男、はたまたナポレンの遺品を完璧にそろえたい コレクター。その両者を引き合わせた結果とは? ダール、スレッサーに匹敵する短編小説の名手が、 卓越の切れ味を発揮した直木賞受賞の…

『毎日が日曜日』 城山三郎 著 昇進/不遇/栄転/左遷/出向/定年etc・・・ 企業活動の裏側のなまなましい人間劇を通して 巨大な総合商社の恐るべき機能および複雑な機構 日本の商社マンの現実を徹底的に描く長編小説。 「これからは、毎日が日曜日だな…

離婚 著者:色川武大 「ことさら深刻ぶるのはよそうぜ」などとカッコいいせりふを 吐いてばくたち二人はおたがい納得して「離婚」したのです。 ところがどこでどうなったのでしょうか、ぼくはいつのまにか、 もとの女房のアパートに住みついてしまって・・・…

炎熱商人 深田 祐介著 戦争の傷跡を深く残す フィリピンで日本人商社マンが 直面する厳しい現実。親愛感と怨念が複雑に絡み合う 炎熱の地に展開する男たちのビジネスドラマ。

ハードボイル小説を読んだ。 『追いつめる』 生島治郎著 神戸を拠点とし、日本全国に傘下の組をもつ 巨大広域暴力団・浜内組。兵庫県警の部長刑事 志田司郎は、浜内組壊滅を図る県警本部長の 特命を受けていた。折りしも義父で海運会社の重役を務める 来水信…

春か初夏のような気候が続いていたので 最近の真冬へ逆戻りの気温は堪えます。 そんな訳で家で大人しく本でも眺めてます。 ハンプティ・ダンプティは堀の中 蒼井上鷹 著 『第一留置室で繰り広げられるおかしな謎解き合戦。 必ず最後に真相に辿り着くのは、誰…