mutsu062007-04-12


『毎日が日曜日』 城山三郎

昇進/不遇/栄転/左遷/出向/定年etc・・・

企業活動の裏側のなまなましい人間劇を通して

巨大な総合商社の恐るべき機能および複雑な機構

日本の商社マンの現実を徹底的に描く長編小説。


「これからは、毎日が日曜日だな」 長い海外駐在の後、

不本意な閑職に追われた沖へあびせられた悪い冗談であり、

一方また、不遇のまま定年を目前にした笹上の万感の想いをこめた

つぶやきでもあった・・・。

日本経済の牽引車か、(諸悪の根源)か、の著しい日本の綜合商社の

巨大な組織とダイナミックな機能、日本的体質と活動のすべてを商社マンと

その家族の日常生活とともに圧倒的な現実感で描く。

総合商社の特質とビジネスマンの(幸福な人生)との

かかわりを興味深く追求する長編小説。』 解説より。