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『毎日が日曜日』 城山三郎 著
昇進/不遇/栄転/左遷/出向/定年etc・・・
企業活動の裏側のなまなましい人間劇を通して
巨大な総合商社の恐るべき機能および複雑な機構
日本の商社マンの現実を徹底的に描く長編小説。
「これからは、毎日が日曜日だな」 長い海外駐在の後、
不本意な閑職に追われた沖へあびせられた悪い冗談であり、
一方また、不遇のまま定年を目前にした笹上の万感の想いをこめた
つぶやきでもあった・・・。
日本経済の牽引車か、(諸悪の根源)か、の著しい日本の綜合商社の
巨大な組織とダイナミックな機能、日本的体質と活動のすべてを商社マンと
その家族の日常生活とともに圧倒的な現実感で描く。
総合商社の特質とビジネスマンの(幸福な人生)との
かかわりを興味深く追求する長編小説。』 解説より。