『白と黒』 横溝 正史著

平和そのものに見えた団地内に突如、怪文書

横行し始めた。プライバシーを暴露した陰険な内容に

人々は戦慄!その矢先、団地のダスター・シュートから、

真っ黒なタールにまみれた女の死体が発見された。眼前で

起きた恐ろしい殺人に、団地の中はたちまち大混乱・・・・。

よれよれのセルの袴にもじゃもじゃ頭の名探偵金田一耕助が、

近代的な団地を舞台に展開する鮮やかな推理。

大都会にテーマを求め新境地を開いた横溝正史の野心作!