積読・乱読

錯乱 池波正太郎 著 信州松代十万石の藩士堀平五郎は、武骨だが諸事円満な 性情で、将棋の駒づくりを唯一の趣味にする、妻女久仁との 間には息子がひとりという平凡な人好きのする人物であった! 藩祖真田信之にも好かれていたが、一大事が出来した! 現藩主…

恋紅 皆川 博子著 遊女屋の愛娘ゆうは大勢の花魁や男衆の中で、華やかな郭の裏も表も見て育った。 ある日、芝居見物に出かけたゆうは升席にいる男を見て衝撃を受ける。 五年前、雑踏で途方にくれていたゆうを救い、優しさで包み込んでくれた 旅役者だった。…

天使の卵 村山 由佳 著 『そのひとの横顔はあまりにも清冽で、凛としたたたずまいに 満ちていた。19歳の予備校生の ”僕”は、8歳年上の精神科医にひと目惚れ。高校時代の ガールフレンド夏姫に後ろめたい気持ちはあったが、 ”僕”の心はもう誰にも止められ…

「風に舞いあがるビニールシート」 森 絵都 著 135回直木賞受賞 『愛しぬくことも愛されぬくこともできなかった日々を、今日も思っている。 大切な何かのために懸命に生きる人たちの、6つの物語 クリスマスも恋人も携帯電話も存在しない、ひどくかぎられ…

時代屋の女房・泪橋 著者 村松 友視 {時代屋の女房}銀色の日傘をさし、ピンクのTシャツを着て、 夏の盛りにやってきた真弓が、骨董店<時代屋>の女房として居ついたのは5年前。 その真弓が、4度目の家出をし、6日が過ぎた・・・。 東京の一隅にひそむ…

光岡 明 著 『機雷』を図書館で 借り出して 読んだ・・・難しかった。 最初は そんな感じで なかなか 読み進まなかった。 それでも、なんとか ページを繰っていっていると だんだんと 物語の 佳境に入ってからは 一気に 読了していた。 【太平洋戦争の末期 …

年明けて一週間 フルタイムで 働いた まずは 自分を 褒めて 乾杯!! 「蒲田行進曲」は 昭和56年に初版が発行の 古い本ですがこの正月休みに図書館で借り出して 初めて読んでみました。映画は観たのですが どちらも面白かった。 解説より 「 テーマは、愛…

少し前に テレビで放映された三浦 綾子原作の『氷点』を読んだ。 『氷点(上)たまゆらの心のやすらぎが、 人生にかくも残酷な仕打ちをなすとは! 辻口病院長夫人が、青年医師村井の思慕の言葉に耳を 傾けている間に、三歳になったばかりの娘ルリ子は殺害さ…

ほぼ1年ぐらい前に図書館に 予約していた 本が先日 手元に届いた。 第134回 直木賞受賞作品 東野 圭吾の『容疑者Xの献身』 『天才数学者でありながらさえない高校教師に甘んじる石神は 愛した女を守るため完全犯罪を目論む。湯川は果たして真実に迫れる…